ローソン、「変色騒動」コンポタ缶の販売中止 「原因」特定できず、再開時期も未定

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   購入したばかりのコーンスープ缶の中身が「変色していた」との報告がツイッターに寄せられた問題で、問題のスープ缶を販売したローソンは2017年11月6日、該当商品の販売を全店で一時的に中止したと発表した。

   販売中止となった商品は、ポッカサッポロフード&ビバレッジが製造した「じっくりコトコト コーンポタージュ」(190グラム入り)。ローソンの広報担当者は取材に対し、「(変色の)原因がまだ特定できていないため、原因がはっきりとするまで販売中止を決めた」と説明した。

  • ローソンが販売を中止した「じっくりコトコト コーンポタージュ」
    ローソンが販売を中止した「じっくりコトコト コーンポタージュ」
  • ローソンが販売を中止した「じっくりコトコト コーンポタージュ」

「原因の特定には至っておりません」

   今回の変色騒動の発端は、大阪府内のローソン店舗でスープ缶を購入した男性が2017年10月30日、「ひと口飲んだらゲロの味して中身確認したらこれ。ホンマにやばい」などとツイッターで報告したことだ。

   このツイートには複数枚の写真が掲載されており、本来は黄色いはずの液体が茶色く変色していることが分かる。翌31日には、別のユーザーも同じスープ缶の変色を訴えるツイートを寄せていた。

   こうした投稿を受け、問題の缶スープを販売したローソンは、ポッカサッポロと加温什器メーカーとの共同調査を実施。その結果を、11月6日に公式サイト上で発表した。

   発表によれば、販売店舗の加温器に残っていた缶スープをポッカサッポロが回収し、検査を実施したところ、複数の商品で変色が確認された。病原性菌の検査では、大腸菌群、大腸菌、黄色ブドウ球菌、セレウス菌の検出はなかったとしている。

   ポッカサッポロ側は、これまでも過度な加温によって缶入り商品の中身が褐色に変色する現象は起きていたため、今回のケースも「加温による変化」と判断した。そもそも販売店には、「60度以下および2週間以内の加温」で販売するよう推奨しているという。

   また、加温什器メーカーによる検査では、該当店舗の加温器に不具合は見つからなかったという。こうした調査の結果を受けてローソン側は、

「何らかの原因で当該商品が高温または長期間加温されたものと推察しております。現時点では、その原因の特定には至っておりません」

と説明している。

   発表文ではあわせて、全店舗で該当のスープ缶の販売を一時的に中止したとも告知。末尾では、「皆様にご迷惑、ご不便をお掛けしていることを深くお詫び申し上げます」と謝罪している。

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