「サザエさん」(フジテレビ系)、降板報道の東芝にいきなり皮肉――!? 2017年11月5日の放送に、ツイッター上で一部視聴者がざわついた。
話題のきっかけとなったのは、マスオさんの同僚・「穴子さん」が発した一言だった。
「最近の炊飯器は...」
この日放送された「穴子さん主夫になる」は、「世の中に主婦くらいのんきな職業はない」とうっかり放言したのを妻に聞かれた穴子さんが、休暇を取り「主夫」生活に挑戦するというエピソードだ。慣れない家事に穴子さんが悪戦苦闘するのに対し、妻は花沢不動産の事務員としてバリバリ仕事をこなしていく――という、2人のコントラストが笑いどころとなっている。大ベテラン、雪室俊一さんの脚本だ。
問題の発言は、家事に奮闘する穴子さんの口から飛び出した。マスオさんが様子を見に行くと、すでに日も暮れたのにもかかわらず洗濯が終わっていない。聞くと、「洗濯機の使い方がわからなくて」。さらに台所を覗くと、なんと米を鍋で炊いている。驚くマスオさんに、穴子さんはこう言い放つ。
「最近の炊飯器はスイッチが多すぎてねえ」
スポンサーの東芝のブランドでは今も炊飯器、そして洗濯機も扱っている(白物家電事業の売却先が、東芝ブランドで生産を続けている)。ツイッターでは、
「アナゴさん 近頃の電化製品は使い難いとディス(dis)る」
「東芝への風刺」
「もう東芝ディスってるのかよ」
「降板するスポンサーをさっそくディスるスタイル」
などといった書き込みが相次いだ。