26歳イケメン社長は、なぜ衆院選に立候補したか 今の政治に感じた「気持ち悪さ」

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立候補へのハードルは、政治そのものへのハードル

   これらの経験をきっかけに、政治に関心を持つようになったと井上さんは語る。ということは、政治家になって待機児童問題を解決したい?

「『これがやりたい』という政策があるなら、通してくれる政治家に陳情すればいいじゃないですか。政治家になってそれを実現したら、辞めるんですか? 個別の問題を解決する方法は、立候補以外にもたくさんある」

   ではなぜ?

「政治参加へのハードルが高いって、気持ち悪いと思うんです。ハードル高いメリット、なくないですか?」

   満25歳(参院選などは30歳)以上の日本国民であれば、一部の例外を除き「誰でも」選挙に出ることができる。だが、現実的には難しい。衆院選(小選挙区)で300万円にも上る供託金をはじめ、ポスターの印刷代などの諸経費だってバカにならない。仕事だって休む必要がある。

   立候補のハードルの高さは、結局「政治」そのもののハードルの高さだ、と井上さんは言う。だがその「気持ち悪さ」を、積極的に変えようという政治家は見つからない。なら、自分が出ることで、「意思表示」を行いたい。それが立候補の理由だと語る。

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