政府は2017年11月3日付で、秋の叙勲受章者を発表した。麻生渡・前福岡県知事(78)らが、旭日大綬章に選ばれるなどした。
中には、旭日双光章に決まった、かつて日本で覆面レスラーとして人気を博したザ・デストロイヤー(本名リチャード・ベイヤー)さん(87)の名前も。ネットでは「懐かしい」「びっくりした」などの反応が寄せられている。
和田アキ子さんと共演も
デストロイヤーさんの受章は、日本の青少年交流に貢献してきた実績が認められて実現した。
1963年に初来日して力道山さん(故人)と対戦し、大きな注目を集めた。足4の字固めの技で知られ、プロレスファンを熱狂させた。1970年代には、バラエティ番組「金曜10時!うわさのチャンネル!!」(日本テレビ系)にレギュラー出演し、和田アキ子さんやゲストらとのプロレス技を交えた絡みが人気となった。離日後の80年代からは、日米の青少年交流に力を尽くした。93年に引退試合を行った。
今回の受章について、デストロイヤーさんは、産経新聞(ネット版)のインタビュー記事(11月3日)で「最高だ!私や家族は日本でとても良い時間を過ごさせてもらった(略)」などと答えていた。
デストロイヤーさん受章のニュースが流れると、3日のツイッターには
「懐かしい」
「え?は???あまりの事すぎてびっくりした」
「デストロイヤーが叙勲されるとは...」
「おめでとうございます」
「お達者で何より」
などと、驚いたり祝福したりする声が寄せられていた。