日本で一番有名な人は、いったい誰なのか――。2017年11月1日放送のバラエティー番組「水曜日のダウンタウン」（TBS系）で、「日本の有名人知名度TOP100」と題したランキングが発表された。
スタジオのゲスト陣の間で交わされた1位の事前予想では、米大リーグで活躍するイチロー選手、お笑い芸人・映画監督のビートたけし（北野武）さん、安倍晋三首相などの名前が挙がった。はたして、ランキングの結果は...。
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安倍晋三首相の順位は…（J-CASTニュース撮影） -
「知名度日本一」に輝いたのはタモリさんだった（2015年9月撮影）
1位は...
番組で紹介された調査方法は次の通りだ。
まず、番組側が各界の有名人から1000人を事前にピックアップ。全国に住む10代から70代の男女2000人（調査対象は日本の年代別人口バランスにあわせた比率で構成）を対象に、その「知名度」を調査した。
その手法は、番組による街頭調査とリサーチ会社に委託したアンケートの2種類。放送された街頭調査の様子によれば、顔写真を見せて「その名前が分かるかどうか」を基準に、有名人の知名度を調べたようだ。なお、天皇・皇族、すでに死去している人物は対象外にしたという。
はたして、日本人の「知名度ランキング」の結果は――。番組で紹介されたランキングのトップ20は、次のような結果となった（敬称略、カッコ内は認知度の割合）。
20位 研ナオコ（87.3％）
19位 ダルビッシュ有（88.7％）
18位 東国原英夫（88.8％）
17位 松本人志（89.2％）
16位 加藤茶（89.3％）
15位 志村けん（89.4％）
14位 中居正広（90.3％）
13位 イチロー（90.4％）
12位 小泉純一郎（90.7％）
11位 アントニオ猪木（90.8％）
10位 所ジョージ（92.2％）
9位 デヴィ夫人（92.7％）
8位 笑福亭鶴瓶（93.0％）
7位 マツコ・デラックス（93.9％）
6位 黒柳徹子（94.1％）
5位 明石家さんま（95.2％）
4位 ビートたけし（95.7％）
3位 安倍晋三（95.8％）
2位 和田アキ子（96.3％）
1位 タモリ（97.8％）
「ミスター」の10代知名度はたった3割
そのほか、21位以下には、AKBグループ唯一の選出となったHKT48の指原梨乃さん（87位、71.8％）、死刑囚の麻原彰晃氏（62位、78.0％）、テニスの錦織圭選手（58位、78.7％）、歌舞伎俳優の市川海老蔵さん（35位、84.5％）、SMAPの木村拓哉さん（29位、85.7%）など、様々なジャンルの有名人の名前が挙がった。
また、年代によって知名度に大きな開きがある有名人も多かった。
例えば、97位のお笑い芸人江頭2：50さんは、30代の知名度が95.3%、70代の知名度は21.5％だった。逆に、47位の「ミスター」こと長嶋茂雄さんは、40代から70代までの知名度が90％を超えたが、10代の知名度は33.6％にとどまった。
今回のランキングについて、ツイッターやネット掲示板では、
「昼の長寿番組だった『いいとも』を30年以上やっていれば、自然とタモリさんの名前は必然的に覚えちゃうよね」
「何が驚きかって日本の首相を知らない人が4.2%もいるってことだよな」
「ジャニーズで1番知名度が高かったのは中居くんだったのかな」
「マツコさんはほんとすごいよね。トップ10の中では新星なのに、認知度がすごい」
などと様々な反応が出ている。そのほか、「名前の覚えやすい人が上位に来てる感じ」「見た目のインパクトが強い人が多い」などと分析する動きも出ていた。
なおJ-CASTニュースは11月2日、より詳細なランキングの調査手法（日時や具体的な方法等）などについてTBSに取材したが、「お答えすることは、ありません」との回答だった。