「ツールバー戦争って時代があったなあ...」
だが、2008年リリースのGoogle Chromeなど、今では当たり前となった「アドレスバーから直接検索できる」ブラウザが増えると、ツールバー文化は廃れていった。かつてYahoo!と覇権を競った「Exciteツールバー」は2015年に撤退、「Googleツールバー」も、IE向けのみに細々とサービスを提供しているのみだ。そのIEも、すでに「Microsoft Edge」にWindows標準ブラウザの地位を明け渡してしまったが......。
「懐かしい。良く分からないままこういうのを次々とインストールして、ツールバーが太くなっている人が良くいたな」
「ツールバー戦争って時代があったなあ...」
「またインターネットの一時代の終了を感じるね。『インターネットが狭い』というパワーワード知ってる人も少なくなったかなあ」(いずれもツイッターより)
「インターネットが狭い」というのは、複数のツールバーを考えなしにインストールしてしまい、画面が見えづらくなってしまった状態を指す言葉だ。当時は他のソフトウェアに「抱き合わせ」のような形で配布されるなどして、「知らない間に追加されていた」ということも多く、その削除方法もわからないままズラズラと並んだツールバーは、「情弱」の代名詞だった。
まだサービスを続ける社もあるとはいえ、これからはこうしたイメージも過去のものになりそうだ。