劣化が起きる可能性は「事実」
その後、11月1日になって事態は進展。問題の缶スープを販売したローソンが、公式サイト上に謝罪文を掲載したのだ。
謝罪文では、「原因の究明はまだできておりません」としつつも、変質があったとの報告が出た缶スープについて、
「加温什器内で長期間または適温以上で加熱された場合に、劣化が発生する可能性があることがわかりました」
と説明した。
その上でローソン側は、ポッカサッポロ側と協力して商品の検査や加温器の品質確認を行うと報告。謝罪文の末尾には、
「多くの皆様に多大なご迷惑とご心配をお掛けしている事を心よりお詫び申し上げます」
とも記している。
ローソン広報室の担当者は11月2日昼のJ-CASTニュースの取材に対し、「事実関係は調査中」と説明。謝罪文の発表に至ったのは、商品の劣化を報告するツイートを見た消費者から、同社コールセンターに報告があったためだとした。
また、ポッカサッポロの広報担当者も同日の取材に、「今回のケースが事実かどうかは調査中ですが、加熱によって缶入り飲料の味や色が変質する可能性があることは事実」と認めた。
今回の騒動をツイートした投稿者の一人が「メーカー側から謝罪を受けた」と主張している点について聞くと、「間違いありません」と返答。ただ、今回の変質が事実かどうかは「まだ調査中」とし、投稿者に謝罪した理由については、
「お客様にご心配、ご迷惑をお掛けしたことは事実ですので」
とだけ話した。なお、ポッカサッポロ側では、今回の問題について謝罪やお知らせを公開する予定は「現時点では考えていない」という。