神奈川県座間市のアパートで男女9人の遺体が見つかった事件で、容疑者が使用していたツイッターアカウントが特定されたと、2017年11月2日に各紙が報じた。
容疑者は複数のアカウントを使い分けていたとみられるが、そのうちの一つはプロフィールに「首吊りの知識を広めたい 本当につらい方の力になりたい」と記載。実際フォロワーのなかには自殺願望を抱えた人もいたようで、日本社会の闇を垣間見ることができる。
更新が止まっているフォロワーも
アカウントは2日午前までに鍵がかけられ、すでに投稿を閲覧することはできなくなっている。フォロワーもすべて解除されたようだ。今年9月に開設されたアカウントのプロフィール画像は、索条痕(首を絞めた痕)やリストカットの傷跡が描かれたイケメン風な男性のイラストが用いられている。
過去の投稿には「首吊りは苦しくない」「必ず安楽死できます」など、おどろおどろしい内容のツイートが並ぶ。動物の動画を多くリツイートしていたのも特徴だ。
フォロワーのなかには自殺願望を抱えた人もいたようで、「病み垢」「#自殺募集」「死にたい」などと自殺を示唆する人もいた。ツイートを見てしまった人は、
「アカ見たけど、、フォロワーも、、」
「フォロワーさんのツイートをチラ見してしまった...」
と言葉を失っている。9月頃から更新が止まっているフォロワーもいるようだ。
行方不明になった東京都八王子市の女性がSNSを通じて容疑者と知り合った可能性が報じられているように、ツイッターでは「#自殺募集」「#自殺願望」といったハッシュタグで検索すると、自殺願望のある人が容易に見つかる。