中国ではポケットに手を入れたまま部屋に入り、居眠り
ドゥテルテ大統領は10月の訪中では、全く違う態度を見せていた。前出の「ラップラー」は、10月20日に北京で行われた中国とフィリピンの間の協定調印式で、ドゥテルテ大統領が習主席を前に「ガムを噛んでいた」と動画つきで指摘。
「両国の政府関係者、記者、カメラマンがいる前で、ズボンのポケットに手をいれたまま部屋に入ってきた」
「目を閉じて、うとうとしている様子だった」
などと態度を非難していた。
もっとも、ドゥテルテ大統領は親日家として知られており、10月29日にフィリピン国内で開いた会見で、
「天皇陛下の退位前に会見できるのは光栄なこと」
で、
「おそらくフィリピンからの心からのご挨拶をお伝えする以外は、言葉を選ばなければならないだろう」
と発言している。ドゥテルテ大統領ですら、天皇陛下に対する尊敬の念が態度に現れた、ということのようだ。