2017年10月スタートの新ドラマ「明日の約束」(関西テレビ/フジテレビ系)。女優の井上真央さん(30)主演で、脇を仲間由紀恵さん(38)、及川光博さん(48)らが固める。
ドラマは、井上さん演じる高校のスクールカウンセラー・藍沢日向が、男子生徒の不可解な死の真相を解き明かすヒューマンミステリー。視聴率は一桁代と低迷気味だが、ある理由から、一部ファンの心をしっかりと掴んでいるようだ。
井上さんは「おひさま」で主演
同ドラマはNHK大河ドラマ「花燃ゆ」以来、約2年ぶりに井上さんが連続ドラマの主演を務めるとあり、放送前から注目を集めていた。しかし、「テーマが重い」「暗い」などと脱落する視聴者もおり、視聴率は10月31日放送の3話が5.4%(関東地区)といまいち振るわない。それでも「心を揺さぶられる」「そのへんの学園ドラマとは格がちがう」などと、一部からは高評価を得ている。
そんななか、なぜか「朝ドラ」(NHK連続テレビ小説のこと)ファンが沸き立っている。
「明日の約束、朝ドラクラスタにとってはすごく魅力的な‥‥」
「朝ドラクラスタは最高だよね 頭混乱しまくりだけど...笑」
といったように、朝ドラに出演経験のあるキャストが勢揃いしているのだ。
井上さんは「おひさま」(11年)で主演の須藤(丸山)陽子、仲間さんは「花子とアン」(14年)で主人公の腹心の友となる葉山蓮子と「天うらら」(98年)の浅井由香、及川さんは「とと姉ちゃん」(16年)で出版社の記者・五反田一郎を演じた。
「ひよっこ」「べっぴんさん」の出演者も
また、「ひよっこ」(17年)で主人公の親友・女優志望の助川時子を演じた佐久間由衣さんは記憶に新しいだろう。さらに、工藤阿須加さんは「あさが来た」(16年)で主人公の婿養子となる東柳(白岡)啓介、井頭愛海さんは「べっぴんさん」(17年)で主人公の娘・坂東(村田)さくらとして出演している。
ほかにも、白洲迅さんは「とと姉ちゃん」(16年)、神尾佑さんは「マッサン」(14年)、馬淵英里何さんと中林大樹さんは共に「ゲゲゲの女房」(10年)と「梅ちゃん先生」(12年)に出演、手塚理美さんは「ハイカラさん」(82年)で主演を務めている。
ドラマ公式サイトに名前のあるキャスト22人のうち、朝ドラ経験者はおよそ半数にものぼる。朝ドラファンにとって、魅力的かつ頭が混乱するキャスティングというのは納得だ。