地域に相談したらお金がもらえたケースも
小学4年男子の母・キジバトさん(仮名)の学校は、近年の開発で保護者の数が1.5倍ほどになり、PTAの役が足りなくなった。みんなに役を当てるため、講演会のサクラや会議室の掃除の回数など、意味のない活動が増えてしまった。
しかし、新しくPTAに参加した保護者から「おかしいですよね」「なぜやるんですか?」と声が上がった。
校長から「本当に必要なことをやっていただきたい」と言われたのもあり、なるべく活動をスリム化。サクラはやめ、会議室の掃除は1学期に1回とするなど見直した。
さらに、校庭の芝生の草刈りを地域主催とし、PTAはボランティアで参加すると決めた。
カラーさんの学校でも、吹奏楽部の楽器が予算が足りずボロボロになっていると言ったところ、お金を援助してくれた地域の人がいたという。学校に関わることをPTAだけで解決しようとせず、外部に協力を求めるのも重要だ。
毎年やっている活動を変えようと言うのは勇気がいるが、大塚氏は「声を上げるのが大事」と訴える。
自身も子どもが小学6年の時、卒業式の準備や記念品などの手配を行う「卒業対策委員」を務めたが、前の学年長から「ずっと続いているけど、こういう問題があるから絶対大塚さんの代でやめさせて」と言われた活動があり、実際にやめられたという。
大塚氏「言われたことは変えやすい。言ってみたら『何だ、みんな思ってたんだ』ということもある」