国民的アニメ「サザエさん」(フジテレビ系)の番組スポンサーを、東芝が降板する方向で調整に入ったと、共同通信などが2017年11月1日報じた。経営再建中の東芝の降板説はかねてから巷で噂されていたが、ニュースは世間に大きな衝撃をもたらした。
アニメ放送の存続や後継スポンサーに注目が集まるなか、美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長(72)が番組スポンサーに名乗りを上げた。
ホリエモンの提案がきっかけに
報道によると、スポンサー降板の理由は経営の合理化のため。後継スポンサーが見つかれば、18年3月末に切り替わる可能性もあるという。
J-CASTニュースが同日、東芝広報に取材して確認したところ、
「スポンサーの更新については、更新時期に都度検討していますが、現時点で決定していることはありません」
とのことだった。しかし現実味を帯び始めた降板説に、「いよいよか」とその日を覚悟する人も現れ始めている。
報道を受け、高須院長は同日ツイッターを更新し、
「電通とフジテレビにすぐに連絡した」
と報告。高須グループの広告を取り仕切る代理店とも値段交渉を開始したという。高須クリニックの広報担当者にJ-CASTニュースが確認したところ、「事実です」と認めた。
実業家の堀江貴文さん(45)はツイッターで、「高須クリニック名乗り上げ笑」と笑う。今年2月にはテレビ番組で「高須さんがやりそう」と語ったり、3月にも
「高須クリニックがスポンサーになったら面白いのに。。」
とツイートしたり、東芝の後継に高須院長の名前を挙げていたためだ。
前出の高須クリニック広報担当者は、高須院長がスポンサー提供に動き始めたのは、堀江さんのテレビでの発言を記事にしたものを目にしたのがきっかけではないかと話す。実際、高須院長は上記のツイートで、堀江さんの記事を紹介する一般ユーザーの投稿をリツイートしている。