神奈川県座間市のアパートで男女9人の遺体が見つかった事件で、死体遺棄容疑で警視庁に逮捕された白石隆浩容疑者(27)は、東京・歌舞伎町を拠点として風俗店に女性を紹介するスカウトをしていた。
J-CASTニュースは、白石容疑者のスカウト行為によるトラブルで、16年秋に本人と直接話をしたという風俗ライターの男性に話を聞いた。この男性は当時の印象について、「女性を金としか見ていないような雰囲気を感じました」と振り返る。
「裏切りまくりの危険スカウト」との投稿
白石容疑者は2017年2月、茨城県内の風俗店に女性を紹介したなどとして、職業安定法違反容疑などで茨城県警に逮捕されていた。すでに懲役1年2か月、執行猶予3年の判決が確定している。
この事件を報じた茨城新聞の報道(2月7日朝刊)によれば、白石容疑者は当時、新宿・歌舞伎町にある風俗スカウト業者にアルバイトとして勤務していた。
またツイッター上には、白石容疑者の実名・顔写真を公開しながら、彼のスカウト行為が「悪徳」だったと糾弾するアカウントが存在している。開設は17年1月。投稿で名前が挙がっている男の所属先は、当時の新聞報道とも一致しており、白石容疑者を指す可能性はかなり高そうだ。
このアカウントでは、「裏切りまくりの危険スカウト」「色々な人を裏切ってます」などと白石容疑者への批判を連投。女性が風俗店から貰うはずの給与を裏で差し引いている、と指摘する文言もあった。なお、このアカウントでの投稿は5月16日を最後に止まっている。
J-CASTニュースは17年11月1日、風俗スカウトとして活動していた白石容疑者と思われる男と、過去に直接会ったという風俗ライターのキッコー万太郎氏に話を聞いた。キッコー氏は、風俗店のコンサルタントとしても活動している人物だ。
キッコー氏が男と会ったのは、スカウト行為によるトラブルのためだ。紹介を受けて風俗店で勤務していた女性が、「給与が支払われない」と同氏に相談したことがきっかけだったという。