「それでももった方だな」
「アイマス」はゲーム会社のナムコ(現在のバンダイナムコエンターテインメント)が05年にアーケードゲームとして開発し、テレビゲームに移植され大ヒットを記録した。次々に続編が作られ、10年にはモバイルにも進出。11年10月にはMobageに新たなスタイルのソシャゲ「アイドルマスター シンデレラガールズ」を配信。その世界観と登場キャラを引き継いだ「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ」を独自展開でスマホゲームとしてリリースした。「グリマス」は、初代「アイマス」の世界観の延長にある。そして、「グリマス」の世界観の延長に17年6月に登場したのが「アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ」であり、このような様々なゲームが展開されているのだ。
実は、17年6月のゲームリリースによって「グリマス」はどうなるのだろう、といった議論が起きていた。システムの進歩の差が明らかにあるためファンは新ゲームに流れて行くのではないか、という予想だ。さらに、Mobageに配信されているゲームも古いシステムだが、こちらはアニメ化されていることもあり、高い人気が持続されている。そのため「グリマス」の将来についてはある程度覚悟ができていて、仮に無くなったとしても同じキャラが登場する続編が存在しているし、更新がストップしても直ぐにアプリは削除されることはないため暫くは遊び続けることができる、ということが分かっていた。そのため、更新ストップの発表でも、
「人少なくて稼げないグリマスにリソース割く理由がないからな。ミリシタに人員回した方が儲かるし、ミリオンがさらに盛り上がるためにはもっと早く終了するべきだった」
「グリマスは5年くらい?それでももった方だな。いままでお疲れさまでした」
「ポチポチからアプリに移行する、ちょうど狭間で生まれた普通に考えたら1年も持たないゲームが、4年続いて武道館埋めて次はssaなんだぜ。頑張ったよ」
などといった書き込みが掲示板に出た。
更新を終了する理由は何なのか。J-CASTニュースが17年10月31日にグリーに問い合わせたところ、
「終了するタイミングはかねてから話し合っておりましたが、配信はバンナムさんですので、そちらにお聞きください」
と同社広報は話した。バンナムに話を聞いたのだが、
「細かいことはこれからファンの方々に公表してまいりますが、現段階ではゲーム上で発表したことが全てです」
ということだった。