フジ政治ドラマで「しんぞう」議員が「腹痛」動作で当選辞退 「こういう揶揄は止めた方が良い」

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「実在する政治家を良くも悪くもイメージするのは、よくあること」と擁護の声も

   公費の私的流用問題の会見で大号泣する男性市議は、過去に話題になったある人物そっくりだ。また、小池百合子・東京都知事のような改革志向の女性市長や自民党の小泉進次郎・衆院議員を思わせるトップ当選の青年市議、そして、前出の磯部真蔵も、実在政治家を連想させるうちの1人だ。

   磯部真蔵は、市議選で最下位当選を果たすが、その日のうちに、健康上の理由から当選を辞退する意向を示し、ヒロインが繰り上げ当選になる。ドラマの中のテレビ画面には、担架に乗せられて痛そうにお腹の周辺をかきむしる姿が映し出されていた。

   ネット掲示板などでは、安倍首相が2007年に退陣した際、直後に胃腸の持病が発覚したことから、磯部は、安倍首相をイメージしているのではないかという指摘が相次いでいる。安倍首相と名前の発音が同じ「しんぞう」である点も憶測を加速させている。

   ドラマで持病を取り上げたように見えるとして、「内容がすげえ悪趣味だな...」「こういう揶揄はホントに止めた方が良い」「フジはやっぱりセンスないな」などと書き込まれている。一方で、「作品の中で実在する政治家を良くも悪くもイメージするのは、よくあること」「文句言ってもな」などと理解を示す声もあった。

   番組ラストのテロップでは、「このドラマはフィクションです。実在の人物・団体・地名等とは関係ありません」といつもの説明が流れていた。

   ドラマの平均視聴率は、初回が関東地区で9.0%、10月30日放送の第2話が7.1%だった。

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