ダルビッシュが沢村賞に違和感 菊池とダブル受賞がベストなのに...

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   プロ野球のシーズンで最も優れた先発完投型投手に贈る「沢村賞」の選考に、米ロサンゼルス・ドジャースのダルビッシュ有投手が一石を投じている。

   受賞した巨人・菅野智之投手に「文句なし」としつつ、最終選考まで残った西武・菊池雄星投手とあわせ「両方素晴らしいわけですから2人でいいでしょう」としている。「2人同時受賞」自体は選考過程でも持ち上がったようだが、ダルビッシュの考えは――。

  • 菅野智之の沢村賞受賞の報道のなかには、最終選考に残った菊池雄星の名前も(写真は10月31日のサンケイスポーツ、日刊スポーツ、読売新聞朝刊)
    菅野智之の沢村賞受賞の報道のなかには、最終選考に残った菊池雄星の名前も(写真は10月31日のサンケイスポーツ、日刊スポーツ、読売新聞朝刊)
  • 菅野智之の沢村賞受賞の報道のなかには、最終選考に残った菊池雄星の名前も(写真は10月31日のサンケイスポーツ、日刊スポーツ、読売新聞朝刊)

「別リーグですから」

   菅野の沢村賞受賞は2017年10月30日に発表された。最多勝と最優秀防御率のリーグ2冠も達成していた。ダルビッシュがツイッターで「菊池雄星選手沢村賞でいいんじゃないですか?」と投稿したのは受賞発表直後のことだった。

   同賞の選考基準は(1)15勝以上(2)150奪三振以上(3)完投10試合以上(4)防御率2.50以下(5)投球回数200イニング以上(6)登板25試合以上(7)勝率6割以上――の7項目。菅野は完投数と投球回数以外の5項目をクリアしていたが、これは菊池も同様で、最終選考はこの2人に絞られていた。2人の成績を以下に並べると(菅野/菊池の順)、

(1)勝敗...17勝5敗/16勝6敗
(2)奪三振...171/217
(3)完投試合...6/6
(4)防御率...1.59/1.97
(5)投球回数...187回3分の1/187回3分の2
(6)登板試合...25/26
(7)勝率....773/.727

   ダルビッシュはあくまで「菅野選手の受賞には文句なしなんですけどね」と敬意を示しつつ、「2人がすごい数字ですし、別リーグですから2人受賞がベストだと考えています」と菊池との同時受賞を提案した。

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