イングランドのサッカー6部リーグで、ゴールキーパー(GK)が試合中の「放尿」により主審からレッドカードを受け、一発退場を受けるという珍事が起きた。
まさかの形で退場したのは、ニュージーランド代表への招集歴もあるマックス・クロコンブ選手(24)。試合後に更新したツイッターでは、「私は非常に苦しい状態だった」と説明。その上で、「(チームの)勝利を台無しにする重大な判断ミスをしてしまった」と謝罪している。
「これはジョークではない」
2017年10月28日(現地時間、以下同)、英ウェストヨーク州で行われたシャーサルフォード・シティFC対ブラッドフォード・パーク・アベニューAFCの一戦。事件が起きたのは、試合終了間際の後半41分頃だった。
サルフォードGKのクロコンブ選手が、プレーに全く関係のないところで、主審からレッドカードを提示されたのだ。当初、試合の経過を実況していたサルフォード公式ツイッターは、
「クロコンブ選手がボールから離れた場所でレッドカードを受けた。何が起きたのか誰も分からない」
と困惑するだけだった。
だが、その真相はすぐに明らかに。対戦相手のパーク・アベニュー側が、
「クロコンブ選手は試合中の放尿により退場したことが分かった。これはジョークではない」
と公式ツイッターで報告したのだ。
いったい、衆人環視のピッチ上でどうやって放尿したのか。英BBCの28日の報道(ウェブ版)によれば、試合が行われたスタジアムの関係者は、「彼(クロコンブ選手)は警備員から2回もやめろと注意されていた。それでも小便をしたんだ」と説明。その上で、
「私の知るところでは、彼はスタンド脇に向かった。実際のところ、私はその行為を見ていないが、ラインマンから報告を受けた審判が彼を退場にしたのは間違いない」
とも話したという。