「装備の大事さを心から実感しました」
なぜ、事故の体験記のような形で商品レビューを書こうと思ったのか。J-CASTニュースが10月30日、投稿者の男性に話を聞くと、
「今回あのジャケットのおかげで大きな怪我をせずに済みましたので、他のバイク乗りの人にも『いい製品あるよ。』と教えることが出来ればと思い、レビューさせていただきました」
と説明した。
そもそも、投稿者が遭った事故は16年12月に愛媛県内の車道で起きた。信号のない交差点を直進しようとしたところ、対向車線から右折してくる軽自動車と激突。バイクはフレームにヒビが入り修理が難しい状態となったが、自らは下半身の打ち身程度のけがで済んだ。なお過失の割合は相手が100%だったという。
投稿者はもともと、バイクのジャケットに特にこだわりがあったわけではないというが、「事故に遭ってその恩恵に預かってからは装備の大事さを心から実感しました」と振り返る。
その上で、レビューを投稿したジャケットを製造するコミネ社については、
「コミネさんはバイク用品の中では比較的安価な部類ですが、きちっと仕事を果たしてくれたので非常に良いイメージがあります」
としていた。ちなみに、レビューに掲載していた事故の瞬間をおさめた画像は、事故で衝突した車の後続車がドライブレコーダーで撮影していた動画のワンシーンだという。
なお、レビューのタイトルは「事故ってみました」としているが、決してわざと事故を起こしたわけではないという。そのため投稿者は、
「故意に事故を起こしたのでは?と取られる方もいらっしゃったので、タイトルをつけるときはしっかり考えないといけないと学習しました」
とも訴えていた。