「捕手のミットが浮いたところに、(今宮の)左手がすっと入った」
だが、7分間の検証の結果、判定は覆った。審判団からは「リプレー検証の結果セーフとし、2死2、3塁で再開します」とだけ説明がなされて再開。このままソフトバンクが4対3で勝利し、今宮のクロスプレーが決勝点となった。
29日の「SPORTSウォッチャー」(テレビ東京)では、DeNA元監督・中畑清氏がクロスプレーのシーンを振り返った。「捕手のミットが浮いたところに、(今宮の)左手がすっと入ってきて、(捕手の)タッチはその後に交差している」と、上記の稲葉氏とは手の位置が逆の見方だった。
ツイッター上ではリプレー検証をめぐって意見が錯綜。クロスプレーの瞬間をとらえた報道写真を見て
「昨日の映像だと、何かモヤモヤしたけど...この写真だとセーフだね」
「この写真を見ると、セーフだな」
「うーんやっぱりセーフだと思う」
とする投稿が多数あった。一方で
「一旦アウトがリプレーで覆って決勝点。こりゃ尾を引くわ」
「あれは、世紀の誤判定だね。どうみても、アウト」
「左手浮き気味だしアウトだと思うけどな。どっちとも取れる場合は最初のジャッジでいいと思うよ」
と一夜明けてもアウトの見解が多数あった。
審判団は「かなりの枚数を流して確認できた」と判定に自信を見せている。またDeNAのラミレス監督は、「あれだけ時間をかけて検証したのだから、判定通りセーフだと思う」と判断を尊重した。