女性向け情報サイト「MERY」が、2017年11月21日に再スタートする。8月に設立されたDeNAと小学館の共同出資会社MERYが10月27日、新たな記事制作体制とフローで提供を開始すると発表した。
16年12月の非公開化から1年近く。以前の愛読者からは「待ってた!」「嬉しい」など喜びの声があがっている。
動画はすでに掲載
「MERY」に掲載されるのは、採用面接を経て教育・研修を受けたMERY公認ライターと編集部が執筆した記事。すべての記事を校閲、編集部の二重チェック後に公開するとしている。これまでと違い、一般投稿による記事は一切取り扱わず、非公開化前の旧「MERY」の記事は一切使用しない方針も打ち出した。
新しい「MERY」は「女の子の毎日をかわいく」することをビジョンに掲げ、「『好き』に出会える、『好き』を届けられる世界をつくる」ことをミッションとしている。ファッションやヘアスタイル、美容、コスメ、おでかけ、恋愛などの記事を毎日配信する。
MERYの採用情報ページでは、「経験不問」「大学生、またはフリーターの方、歓迎」として、「編集アシスタント」「MERY公認ライター」「SNSの運用担当」を募集している。
公式サイトは既に公開されており、3人の女の子がメイクやファッション、グルメを楽しむ動画が掲載されている。公式ツイッターのプロフィール欄でも、新たなスタートを告知。過去のツイートはすべて消されているが、フォロワーはなおも12万7000人以上ついている。
「WELQ」問題
約1年ぶりの再開に、愛読者からは喜びのツイートが投稿されている。
「停止してから10か月。待ってたよMERY」
「MERY好きだったから嬉しい」
「ようやく...!!!待ってた!」
「復活めっちゃ嬉しい!!へヴィユーザーだからずっと待ってた!!」
一方で、
「ライターさんも記事も入れ替えとなると中身だいぶ変わるんだろうなぁ...」
「でも編集者入れ替えてるし、一般の投稿ないなら中身すごい変わると思う...」
と、内容の変化への不安を訴える声もある。
「MERY」は13年4月にリリース。若い女性から支持を受けていたが、DeNAが運営する医療情報サイト「WELQ」など複数のサイトで記事や写真の無断転載、不正確な内容の記事が多数あることが明らかになり、16年12月上旬、「MERY」や「WELQ」など10媒体すべての記事を非公開化した。