山尾志桜里氏が僅差で当選した衆院選・愛知7区の「無効票1万票」をめぐり、不正に票が操作されたのではないかとの声がインターネット上にくすぶり続けている。
しかし、山尾氏に敗れた「当事者」である自民党候補の鈴木淳司氏側も、無効票の数について「巷間(こうかん)囁かれるような『開票時の不正』によるものではないと思います」とフェイスブックで見解をつづった。
834票差で勝利、無効票は1万1291票
山尾氏は9月に週刊文春が報じた不倫疑惑の影響で強烈な逆風が吹いたが、鈴木氏との一騎打ちを834票差で制した。
ネット上では開票結果の発表直後から「不正」を疑う向きが続出。県選挙管理委員会の発表によると、愛知7区の無効票は1万1291票、無効投票率(投票総数に占める無効票数の割合)は4.2%だった。同県の他の14選挙区は無効票4000~7000票ほどで、無効投票率は2.1~3.2%。7区はいずれの数値も県内では高かった。ツイッターには
「不正開票の匂いがする」
「コレは大至急調査するべき」
「この無効票の数、尋常じゃないですよね。不正?なんでしょうか」
「この愛知7区の無効票問題は明確にするべき」
と疑う声が相次いでいる。