古田敦也のコメントが「唯一の救い」...
こうした救いのない展開に、番組を見ていた視聴者はあ然。ツイッターやネット掲示板には、
「望月君の話重すぎるだろ...しかも指名されてないとかもう...」
「全国放送でこれは酷すぎる... 見てる側も虚しい」
「望月くんに救いはあるんだよな?彼に何の罪があるんだよ。親の功罪はあるかもしれないけどこんなのあんまりだ...」
との書き込みが相次いだ。そのほか、「これ、放送しちゃダメだったろ」「本人と家族のインタビューは残酷過ぎる」などと番組の姿勢を問題視する意見もあった。
ただ、ゲストとして出演していた古田敦也氏のコメントが、「唯一の救いだった」という声も相次いでいた。
望月選手とスタジオを中継した場面で、古田氏が「まさに僕と同じ境遇です」と声をかけたのだ。
古田氏は1987年の立命館大学時代、ドラフト入りが確実視されながら指名漏れとなった過去がある。その後、社会人を経由してプロ入り。ヤクルト黄金期の捕手を務め、2005年には大学・社会人を経験した選手として初めて2000本安打を達成した。
こうした経歴をもつ古田選手は、周囲からプロ入りを期待されながら指名漏れとなった望月選手に対し、
「僕も大学4年のとき、沢山の人に囲まれながら、指名されませんでした。今は悔しいとか恥ずかしいとか、色んな思いがあると思うんですけど、逆にその辛い思いがこれからあなたの力になって、人生を切り開いていくことになると思います。ぜひ、この先も頑張ってほしい」
とエール。中継が終わった後のスタジオでも、「強くなって、そのうちすぐに(ドラフトに)帰ってくると思います」と述べていた。