プロ野球ドラフト会議が2017年10月26日に開かれ、注目の超高校級スラッガー、清宮幸太郎内野手(早稲田実業)の交渉権は日本ハムが獲得した。7球団の競合から1位指名を引き当てた木田優夫GM補佐は「ぜひファイターズに来て思いっきり野球をやってください」と大喜びだ。
しかしこれで立場が危うくなりそうだと名前があがったのが、中田翔内野手。ポジションが被る上、今季は不振だった。新たな大砲の登場に戦々恐々か――?
「清宮ゲットしたということで...」
歴代1位とされる高校通算111本塁打の清宮は、その打撃の一方で守備の評価は必ずしも高くなく、基本的に1塁手で固定されている。7月の全国高校野球選手権(甲子園)西東京大会決勝では、自らのエラーも絡んで東海大菅生に敗れていた。
プロ野球でも指名打者でなければ1塁手で起用されるのは必至。そこで競合するのが中田となる。3塁手の時期もあったがここ数年は1塁手でほぼ固定されている。
長距離打者の中田だが、今季打率.216、16本、67打点と不振にあえいだ。得点圏打率は.195にとどまった。4番に座ることが多いが、同じようなタイプの清宮登場で一気に定位置が危うくなりかねない。
また、中田は今オフにFA権を取得。主砲を探す阪神が獲得に興味を示しているが、慎重論も強いとされ、去就はいささか不透明なのが現状だ。
こうした状況で清宮が日ハムにやってくる。ツイッター上では
「清宮、日ハムか 中田翔、流出まっしぐら」
「日本ハムは、清宮を取れたから中田翔が出て行くやろうな」
「清宮ゲットしたということで、心置きなく中田翔を格安大セールができる」
「こんにちは清宮、さよなら中田」
「清宮inで中田翔グッバイ」
などと面白がる声も多い。