負けた途端「小池おろし」の民進組 「かついだ責任どう考えている」

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「自らの立場をリセットいただきたい」

   24日放送「NEWS23」(TBS系)では、民進合流組の柚木道義氏が「政権交代可能な受け皿をつくる覚悟で小池代表が希望の党をリセットして立ち上げたなら、自らの立場をリセットいただきたい」と辞任を求めた。

   25日の希望の党両院議員懇談会でも小池代表の責任を問う声が相次いだ。3時間にも及んだ会では、小池氏自身、「意見として、代表を辞任せよ、続けるべき、いろいろあった」と述べ、樽床伸二氏も「選挙の結果を受け止めるなら辞任を、という声は出た」と明かしていた。

   だが松田氏はブログで、希望の党をベンチャー企業にたとえてこう見解を述べている。

「本当に『経営理念』や『方針』に共感を覚えて入社したのならば(もしくは全社員総会を経てM&Aに合意したなら)、社長が失言をしても、ブランドイメージが低下しても、まずは立て直しに尽力するのがまっとうな大人としてのあるべき姿です」

   その上で安易な小池氏解任論に疑問を呈した。

「それもせずに文句を発している議員たちは、政党の政策や理念はどうでもよく、単純に小池人気に乗っかろうとしただけだということを自ら露呈してしまっているようなものです。もし本当に小池さんが救いようのない低レベルな政治家だったとしたら、その人を当初『かついだ』責任をどう考えているのでしょうか? とりあえず当選してしまえば、あとは逃げるが勝ちなのでしょうか?」

   弁護士の八代英輝氏も、26日放送の「ひるおび!」(TBS系)で、民進合流組の態度の変化に不快感を示した。

「『排除』『さらさら』がなければ政権奪取までいけたのではという話になっているが、『排除』『さらさら』は1つの引き金に過ぎない。有権者からみると、主義主張をかえて民進党が(希望の党に)流れ込んだようにしか見えない。仲間が倒れたとか言っているが、『排除』の時点で、排除された側にいけばよかったのではないか。希望の党に残るほうが選挙を戦いやすいと思ってそう選択したのだろう。だとしたら、負けた後で言うのはフェアじゃない」

   また、中央大学法科大学院の野村修也教授は26日、ツイッターで「民進党のお家芸である『足の引っ張り合い』や『決められない政治』からは卒業して欲しい。小池さんの創業者魂に期待したい」とエールを送っていた。

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