「よいしょ、よいしょ」で気分を乗せる
遊んでいる最中だとおもちゃを片付けるのを嫌がるが、片付けてもらうにもコツがある。
中田さん「子どもたちはまだ遊びたい、片付けたくない気持ちがあると思うので、そこに寄り添いながら『また続きをやろうね』という感じで一緒になってお片付けをしていく」
「●●が終わったらまたやろう」などと声をかけつつ、「よいしょ、よいしょ」といった掛け声で子どもたちを乗せてやる気にさせるとよい。
けんかも集団生活には付き物だ。昼食時、みっくんがもえちゃんの隣でご飯を食べようとしたが、もえちゃんに通せんぼされ、みっくんが泣き出してしまった。
奥さんは「みっくん、ここじゃなきゃだめなの?」「もえちゃんは何で嫌なの?」と、それぞれの言葉を引き出す。みっくんは絶対にもえちゃんの隣で食べたいが、もえちゃんは座る場所が狭くなるのが嫌だという。
話し合いは平行線だが、奥さんはそれぞれの主張に粘り強く耳を傾ける。最終的にもえちゃんが「いいよ」と譲歩し、仲良くご飯を食べられた。
中田さん「どうすればいいのか子どもたちも考えられるようになってほしいので、両者から話を聞いて、子ども自身が考えるよう投げかけていく」