落葉の撤去、徐行運転で「対策」
この担当者によれば、通常ブレーキは停止位置の手前250メートル程でかける。この日は、路面状況を踏まえて各運転士は350~600メートルほどの距離でブレーキをかけ始めたが、それでも停車位置を大きく通り過ぎてしまったという。
1日に同じ駅で3度のオーバーランが起きたことについて、ツイッターやネット掲示板には、
「南今庄、昨日だけで3本もオーバーランしたの」
「どうなっとん?JR西日本...同じ駅でオーバーラン3度は酷すぎ」
「こいつはまた面妖な...」
といった驚きの声が相次いでいる。
実際、上述した金沢支社の担当者も取材の中で、
「正直、1日3度もオーバーランが同じ駅で起きることは、ほとんど聞きません。かなり珍しい出来事だと思います。私が知る限りでは、初めてのハプニングになります」
と驚いた様子で話していた。
なおJR西日本金沢支社では25日昼までに、こうしたトラブルの対策として、南今庄駅付近の線路上にある落葉を撤去。あわせて、該当区間では徐行運転を行う対応を取っている、としていた。