ランナーの位置と調子がわかり応援者も安心 アシックスが神戸マラソンで実験

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   アシックスは、2017年11月19日の神戸マラソンで、モノのインターネットであるIoT技術を使い、ランナーがどこをどんなペースで走っているかを応援者のスマートフォンに知らせるシステムなど、ランナーが安全に楽しく参加できる3つの実証実験を行なう。

  • ランナーの位置と調子がわかり応援者も安心(アシックスの発表資料より)
    ランナーの位置と調子がわかり応援者も安心(アシックスの発表資料より)
  • ランナーの位置と調子がわかり応援者も安心(アシックスの発表資料より)

3つの実証実験

   アシックスの発表資料によると、実験は次の3つだ。

   (1)重さ数グラムのBLEタグ(低電力ブルートゥース)をランナーにつけてもらい、ランナーの現在地と走るペースを計測し、応援者のスマホに送信する。フルマラソンに初めて参加する人や高齢者が対象。家族はランナーが無事に走っているかどうか不安なものだが、コース上で待ち受けて応援することができる。

   (2)グループをつくり、走っている間に互いに応援メッセージをSNS上でやりとりする。各グループのメンバーの現在地とペースを確認できるほか、ほかのチームに応援メッセージを投稿できる。最近、チームで参加する人が増えているため、新たなチーム・マラソンの楽しみ方を検証する。

   (3)腕時計型ウェアラブルを活用したリアルタイムコーチングの実験。耳が不自由なランナーに腕時計型ウェアラブルを付けてもらい、コーチがペース配分などのアドバイスをメールで送る。ウェアラブルにはアドバイスのほか、風力や風向に関する情報も画像で表示される。また、応援者の文字メッセージを受け取ることもできる。

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