男は利己的で女性は社会的 男女差はドーパミンの機能や応答結果の違いだった

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文化的な影響も否定できないが

   齧歯類でもメスは利他的、オスは利己的という研究結果も過去に発表されており、男女の性差は進化の過程で培われてきたものだと考えられなくもない。

   ただし、トブラー博士は「男女の文化的な影響、育ってきた背景の差異が一切影響していないと断定するにはまだ早い」と指摘し、次のように話していた。

「今回の研究から明らかになったのは、男女で医療用医薬品の与える影響がまったく異なるという点です。医薬品の臨床試験は男性が被験者となる例が多いのですが、これほどまでに結果が異なるのであれば、男女を均等に試験すべきでしょう」

   今後も異なる脳の反応や薬剤の影響を男女で比較し、検証をすすめていく予定だ。

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