電通とフジテレビにも「感謝」で笑いをとる
村田選手はインタビューの中では「泣いていないです」と答えたものの、声を震わせながらファンへの感謝などを述べた。また、自身が所属する帝拳ジムをはじめとして、試合を作ってくれた人への感謝を述べる中で、
「みんなあんま好きじゃないかもしれないけど電通のみんな、そしてまたあんまり好きじゃないかもしれないけどフジテレビのみなさん、ありがとうございます」
と、電通とフジテレビにも「感謝」を示しながら、会場の笑いを誘った。
対戦相手のエンダムに対する敬意も示しつつ、今後は「僕より強いミドル級のチャンピオンがいる」としたうえで、「そこを目指して頑張りたい」と、意欲を見せた。
村田は5月にエンダムに判定で敗れており、今回その雪辱を果たしたかたちだ。日本人として五輪メダリストがボクシングで王者となるのは初めてで、ミドル級では竹原慎二以来2人目の快挙となる。