2017年10月22日、東京の両国国技館でボクシングのトリプル世界戦が行われた。その中でWBAミドル級1位の村田諒太(帝拳)が、王者のアッサン・エンダム(フランス)に7回終了後TKO勝利を収めた。
エンダム陣営が7回終了後にギブアップを表明したため、中継をしていたフジテレビではCM明けに村田の勝利が決まり、その幕切れに困惑する視聴者が少なくなかったようだ。
CM明け、呆気なく...
試合は互いに打ち合いの展開に始まり、エンダムが村田のパンチによろめく場面がありながら、一方のエンダムも果敢にパンチを繰り出すなど一進一退の攻防。7回を終了してCMに入った。
ところがCM明け、会場から歓声が上がる。なんと、エンダム陣営からギブアップ宣言があったとして、7回終了後、呆気なく村田がWBAミドル級新王者となったのだ。
ネット上では、
「CM明けたら村田諒太選手が勝っていた」
「CM開けに終わるなんて......」
「え?勝ったん?」
「いきなりあっさり終わっちゃったから、なんか消化不良気味なのは私だけ?」
といった声が上がったが、一部には「インターバルで投了やししゃーない」「CM明けの2、3秒が『勝利の瞬間』だったんだ」と理解を示す向きもあった。