プロインタビュアーの吉田豪さんが、アイドルのオーディション番組で行った審査に対し、ネット上で批判が集まっている。
他の審査員との意見が真逆だったことで、「見る目無さすぎやろ」といった声などが上がっている。
他の審査員とは真逆の裁定を行った吉田さん
吉田さんに批判が集まったのは、2017年10月22日に放送された「ラストアイドル」(テレビ朝日系)というアイドルのオーディション番組。「ラストアイドル」は、オーディションで選ばれた7人の暫定メンバーが、挑戦者とメンバーの入れ替えバトルを行い、最終的に勝ち残ったメンバーが秋元康プロデュースでデビューするというものだ。
同番組では、初期メンバーの長月翠さん(17)に対し、沖縄の「歌ウマ少女」だという蒲原令奈(かもはら・れな)さん(15)が挑戦を挑んだ。
そのバトルの裁定をする審査員として指名されたのが、吉田さんだった。指名された吉田さんは「もう最初から決まってます」と一言述べたのち、蒲原さんを勝者に選んだ。
その瞬間、他の審査員であった漫画家の倉田真由美さん、ギタリストのマーティ・フリードマンさん、ファッションモデルの日笠麗奈さんは唖然とした表情を浮かべた。というのも、この3人はいずれも長月さんを勝者に選択していたからだ。
吉田さんは、蒲原さんを勝者に選んだ理由として、歌唱力だけが魅力ではないとしたうえで、「キャラクターの面白さとか表情の良さとかがあったので、ちょうど(ラストアイドルに)いないキャラクターだった」と述べた。
審査員含め、ネット上でも批判相次ぐ
審査終了後、フリードマンさんは
「今回の判定に大反対です。長月さんはアイドルの中のアイドル」
と述べ、倉田さんは
「メンバーの中でも長月ちゃんはすごくアイドル度が高い子だと思っている。ラストアイドルのチームとしては、長月ちゃんかなと思っていたんですけど」
と語り、複雑な表情を浮かべた。
ネット上でも一部、「吉田豪悪くないだろ」といった反応もありながら、「さすがに見る目無さすぎやろ」「吉田豪さっさとクビにしてくんねぇかな」と不満を露わにする声が多く見られる。
吉田さんにはツイッターで「もう二度と審査員なんかしないでくださいお願いします」というリプライが届いており、これに対して、
「そういうのは番組側に頼んで下さい! 番組側からオファーがあってスケジュールが合えば、また出ちゃうと思うので」
と返している。
また吉田さんはツイッター上で、DM(ダイレクトメッセージ)で抗議の声が届いていることをスクリーンショットの画像とともにツイートしたり、今回の「ラストアイドル」に関するネット上の声をリツイートするなどしている。