因縁の地・秋葉原での「安倍晋三コール」 「反安倍」入り乱れ騒然のなか「駅前でアルシンドコール巻き起こって‥」

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   群衆のどこからともなく「安倍晋三」と連呼するコールが湧き上がった。安倍総裁が2017年10月21日、JR秋葉原駅前で衆院選前最後の応援演説を終えた直後のことだ。

   駅前に集まったのは、目視でざっと1000人は下らなかった。秋葉原は3か月前の都議選で「安倍辞めろ」コールを浴び、安倍氏が「こんな人たち」と発言して物議を醸した因縁の地。野党支持者も入り乱れ、騒然とする中、なぜか「アルシンドコール」が聞こえた、との声も相次いだ。

  • 安倍晋三・自民党総裁(2017年10月7日撮影)
    安倍晋三・自民党総裁(2017年10月7日撮影)
  • 10月21日夜のJR秋葉原駅前。写真中央で白く光る選挙カーの上に、安倍氏らが立っている
    10月21日夜のJR秋葉原駅前。写真中央で白く光る選挙カーの上に、安倍氏らが立っている
  • 安倍晋三・自民党総裁(2017年10月7日撮影)
  • 10月21日夜のJR秋葉原駅前。写真中央で白く光る選挙カーの上に、安倍氏らが立っている

演説終了直後に湧いた「安倍晋三コール」

   安倍氏が秋葉原に到着したのは21日19時30分ごろ。同時に駆けつけた麻生太郎氏に続いてマイクを握った。

   「安倍総理頑張れ」といった声が飛んだほか、多くの聴衆が手に持つ日の丸の旗を見て「それ、どこでもらえるんですか?」と尋ねる支持者もいた。「負けるな安倍総理」と書かれた巨大な横断幕も目に入った。

   一方、「森友と加計の説明してみろ」と吐き捨てる「反安倍」派も少なくなかった。安倍氏が旧民主党政権の話を持ち出したシーンでは、「この5年よりマシだったよ」と嘲笑する声も聞こえた。

   そうして与野党双方の支持者が詰めかけた秋葉原で、安倍氏が演説を終えた直後に起きたのが「安倍晋三」のコール。「頑張ろう」三唱のため一時止まったが、自民党関係者全員が選挙カーをおりた後で、もう一度「安倍晋三」のコールが湧き、しばらく続いた。

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