モンスト「とらドラ!」コラボに「何のキャラ?」 世代間ギャップにオタクたちが涙する

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   十年一昔、という言葉もあるように、10年も経てば「常識」も変わるものだ。そしてそれは、「オタク」の世界も同じらしい。

   2017年10月17日、ツイッターで多くつぶやかれた言葉を集計する「トレンド」の日本版に、突如「手乗りタイガー」なるキーワードが入った。

  • テレビ東京のアニメ「とらドラ!」公式サイト
    テレビ東京のアニメ「とらドラ!」公式サイト
  • コラボ記念で作られたビッグブランケット。スマホを手にした逢坂大河のイラストも
    コラボ記念で作られたビッグブランケット。スマホを手にした逢坂大河のイラストも
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  • コラボ記念で作られたビッグブランケット。スマホを手にした逢坂大河のイラストも

コラボ企画きっかけに「トレンド」入りも...

   きっかけとなったのは、スマートフォン向けゲーム「モンスターストライク(以下モンスト)」のキャンペーンとして、ライトノベル「とらドラ!」のキャラクター「逢坂大河」が、期間限定で登場したことだ。

   「とらドラ!」は竹宮ゆゆこさんによるラブコメディー作品で、「逢坂大河」はそのメインヒロインである。小柄な体型にも関わらず勝気なことから、「手乗りタイガー」というあだ名を持つ、という設定で、2008年に放送開始されたアニメ版では釘宮理恵さんが声優を務めた。宝島社刊行の「このライトノベルがすごい!」で3年連続でベスト10にランクイン、2009年には2位を記録するなど、当時「オタク」界隈では非常に知名度が高い作品だった。

   モンストへの登場は、刊行元のラノベレーベル「電撃文庫」の25周年を記念した企画の一環で、17日にコラボがスタートすると、ツイッターでは一気に話題となり、

「とらドラ懐かしすぎる...だいすきだったなぁ モンスト降臨うれしいんや~」
「とらドラがアニメの中で一番好き」
「僕の初恋は逢坂大河でした」
「え!!モンスト!!!大河!!!!!!始めるしかないわこれ!!!」

などと、当時のファンから歓喜の声が相次ぐ。

モンストユーザーの平均年齢は...

   ところが同時に、モンストプレイヤーからは、こんな声も上がり始めた。

「逢坂大河って何のキャラだ?」
「何のコラボかわからないけど、手乗りタイガー かわいい」
「手乗りタイガーかわいい!!だれ???でもかわいい!!」
「逢坂大河ってアニメ(キャラ)の名前だったのか」

   しかも、こうした投稿者には、アニメやゲームを好むいわゆる「オタク」層も少なくなく、「オタクにとっては『とらドラ!』は常識」と思っていた人々には戦慄が走ったのである。

「手乗りタイガー...後輩の自称アニヲタが知らなかった...」
「今の子とらドラ知らんのか...」
「おまえ、、オタクでとらドラ知らんとか 料理経験あります!って言って包丁握った事ないのと一緒やぞ」

   とはいえ、上記のとおり「とらドラ!」がアニメ化されたのはもう9年も前だ。一方、モンストは中学生・高校生のプレイヤーも少なくない。こうした層にとっては、「とらドラ!」といっても「昔」の作品である。

   時の流れを改めて実感した人も多かったようで、「とらドラ!見てた頃は中学の頃か年取ったな...」「もう9年前って事実を受け止められません」など、しみじみとした書き込みが並んでいる。

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