車のエンジンルームから子猫を救出 悲劇を防ぐためボンネットを叩こう

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日産自動車が始めた「猫バンバン」キャンペーン

   猫が車のエンジンルームに入るケースは非常に多い。産経新聞ネット版の産経WEST「暖かいから~ボンネット開けたら猫がいた!?事故防げ...車乗る前は叩いて!」(2016年3月24日付)では、こんな事例を紹介している(要約抜粋)。

   《「車から猫の鳴き声がする。何とかしてほしい」 今年2月、日本自動車連盟(JAF)兵庫支部に出動要請が入った。現場に駆けつけた山本正さん(40)がボンネットを開くと、エンジンルームに3匹の子猫。車体下部のすき間からエンジンルーム内に潜り込んだようだ。子猫が逃げたので、ジャッキで車体を持ち上げて潜り込み、部品を外して尻尾を探し、つかんで引っ張り出した。山本さんはこの1年間で3回、猫の救出に出動している。

   神戸市では2月、車を発車させようとした男性が、車の下で左前足がない猫の死体を発見した。兵庫県警長田署は、人為的に切断された可能性があるとして捜査に着手。すると後日、車のエンジンルーム内で干からびた前足が見つかった。ボンネット内に入り込んだ猫が切断された可能性が高いとみられる》

   こうした「悲劇」を防ごうと日産自動車が2015年11月から始めたキャンペーンが「猫バンバン」推進活動だ。日産自動車のウェブサイト「#猫バンバン プロジェクト」によると、猫がエンジンルームやタイヤに入り込む動画を制作して公開、乗車前には必ずボンネットをバンバン叩き、猫がいないかを確認、気配を感じたらエンジンルームを開けてみるよう呼びかけている。

   猫にとって寒い季節がやってきた。兵庫三菱Web編集局の東亮太さんも「そら君も助かりました。バンバン叩く運動が広がるといいですね」と語っている。アナタ自身が嫌な思いをしないためにも運転前に「猫バンバン」をしてみては。

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