「フムス」という中東やギリシャなどで一般的な家庭料理がある。ひよこ豆をペースト状にしたもので、パンにつけたり、サラダなどに合わせて食べる。
そんなフムスを日本国内で発売したが、商品名「ハマス」としたため、ツイッターなどで心配する声が数多く上がったほか、販売元にも問い合わせがあり、名前の変更を検討することになったという。
米国料理としての「ハマス」
ハマスを販売しているのは、昆布や豆の加工販売を手掛ける「くらこん(大阪府枚方市)」だ。
ブランドサイトを見ると確かに「HUMMUS(ハマス)」となっており、商品パッケージにもハマスと表示されている。原材料はひよこ豆や植物油脂、レモン果汁、ねりごま、クミンなどで、まぎれもなくフムスだがその名前はハマスだ。
ハマスと言えば思い浮かぶのはパレスチナ問題でイスラエルに対して武力闘争路線を取っているイスラム原理主義組織「ハマス」の日本のメディアでの呼称だ。検索エンジンで「ハマス」と入力しても、パレスチナ問題に関係したニュース記事がヒットする。
ツイッター上でもパレスチナ問題やイスラム原理主義組織になってしまうのではないかとの声が多く上がっており、
「ハマスだと大変なことになるのでは」
「パレスチナ的にどうなの」
「商品名ハマスだったけど、フムスじゃなくて?ハマス?ホントに?」
とのツイートも見られた。