卓球・平野美宇ママの愛情教育 発達障害の三女も「日本代表」

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「人生が変わる1分間の深イイ話×しゃべくり007合体SP」(日本テレビ系)2017年10月16日放送

   2020年の東京五輪での活躍が期待されるアスリートのひとりが、卓球女子日本代表の平野美宇選手(17)だ。3歳の頃から、母親の真理子さんによる卓球の「英才教育」で技を磨いてきた。

   平野選手には2人の妹がいる。実は三女は、3歳で発達障害と診断された。真理子さんは、娘の長所を伸ばす教育を心がけている。その結果、平野選手の後を追うように三女も卓球の実力をつけてきた。

  • 平野美宇選手は3姉妹の長女(2017年1月撮影)
    平野美宇選手は3姉妹の長女(2017年1月撮影)
  • 平野美宇選手は3姉妹の長女(2017年1月撮影)

「コツコツと努力する」と長所を評価

   真理子さんは、自らが運営する卓球スクールで子どもたちを教えている。スパルタ教育とは真逆の「褒める指導」だ。叱ることもあるが、その前にかならずその子について3つの点を褒め、自らを冷静にするという。このやり方で、子どもにも聞く耳を持ってもらえると感じている。

   平野家の三女、亜子さん(13)もスクールで練習に励む。真理子さんによると、2人の姉と違って目を合わせるのが苦手だという。人とのコミュニケーションがやや難しく、発達障害と診断された。

   真理子さんは、亜子さんを「コツコツと努力するのが得意」だと長所を評価し、「根気よく丁寧に教えればいい」と話す。娘のために地元の教育委員会と小学校の校長に会いに行き、「学校に支援学級をつくってほしい」と直談判した。亜子さんには低学年のうちの初期治療が重要だと知り、また一般学級での学校生活は難しいと考えたうえで、2年間にわたって熱心にはたらきかけた。加えて、これからも地元で育っていく亜子さんについて「この子の個性を分かってくれる友達が、この土地には必要」と考えたのだ。

   努力は報われ、支援学級が設置され亜子さんはそこで学んだ。真理子さんは亜子さんを「私の天使」と呼び、発達障害についても「堂々と言えます」と話した。

小5で自ら「ネット英会話」を始めた

   亜子さんも、母親の愛情にこたえている。小学生で卓球日本代表に選ばれ、国際大会を経験した。中学生の今ではさらに力をつけている。

   自宅では、インターネットに接続して外国人講師とマンツーマンでの「ネット英会話」に励む様子が紹介された。質問されて英語で答えていく亜子さん。小学5年生のとき、自分の希望で習い始めた。英語は得意科目だ。

   将来は、姉のような卓球選手ではなくパティシエを夢見ている。

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