いかにも「話すのを待ってる」空気を出すのはNG
場面緘黙の人にはどういったサポートが適しているのだろうか。
例えば自分が学校の先生だとして、場面緘黙の生徒が音読で声を出せず固まった。
ゲストのルー大柴の「読める時に読みましょうと言う」という提案は、4人中2人が「う~ん」判定だった。
加藤さん「不安になると思いました」
外出すると緊張して話せなくなるというほのっぴさん「次言ってくださいと言われると、『次は絶対言わないと』とプレッシャーになる」
高木氏「例えば二人一組で行う、班の中で行う、別室で行う、読む場所を家にして、録音したものを再生して音読したことにするなどがある。できないから飛ばしてほしい子もいるだろうし、一人一人違うのでちゃんと確認するのが大事」
自分が店員だとして、場面緘黙の人とレジで筆談を始めたが、時間がかかり長い間が空いてしまう時は、「ほかの作業をしながら待つ」に4人が「いいね」と判定した。
雑談や複数人で話す時に自分から話すのが苦手な田中ゆりえさん「急かさずに待ってくれるのがいい」
高木氏「待つのは基本だが、『いかにも待ってます』という雰囲気を出さないのがよい」
MCの山本シュウ「今日の僕の対応、ちょっとズレてたんじゃない?ずっと待ってた。『待ってますよ、安心して下さい』と思って。やいやい言うてつながん方がええんかなと思ってた」
当事者4人から、「言っておきたいこと」が最後に発表された。
田中さん「色々話しかけてくれた人がいたけど応えられなくて申し訳なかった。本当は話したい気持ちがあったのを言えたらよかった」
ほのっぴさん「家では本当に普通にしゃべるので、外で黙ってしまうのがすごく悔しい」
遠藤さん「昔から話せなくて、話しかけられても返事できなくて、無視してると思われるけど、本当は話したくて頑張っているので、もっとたくさん話しかけてほしい」
加藤さん「理解が広まったらいいなと思います」