「選手たちは全員大泣きしていました」
英紙「デイリー・メール」は17日、「日本の厳しいディフェンスはヤング・ライオンズ(編注:U-17イングランド代表の愛称)の勢いを削いでいった」と守備面で評価した。尻上がりに調子をあげた日本に対して、「高温多湿のインド・コルカタで、イングランドの攻撃は徐々に覇気を失った」と比較。後半30分に設けられた給水タイムについて「イングランドが体勢を立て直すのに絶好の時間となったようだ」としている。
数字をみると、ボール支配率は日本42%に対しイングランド58%と劣った。だが、シュート数は日本13(枠内5)本に対し、イングランド14(同4)本とほぼ同等。また日本は前半のシュートが5(同1)本だったが、後半は8(同4)本打っており、後半の猛攻が伺える。イングランドは前半8(同2)本、後半6(同2)本だった。
森山佳郎監督は試合後、「本当に素晴らしいハートを見せてくれました。格上の相手に対して、我慢しながらみんなで声を掛け合って戦い、組織的なサッカーを見せることができたのではないかと思います」と日本サッカー協会(JFA)の公式サイトでコメントを発表。「選手たちは全員大泣きしていました」といい、「その涙をこれからの大きな成長のエネルギーにしてほしいです」と期待を寄せていた。