「衆院選の結果を見て判断」の首班指名はどうする
希望の党の開票センターでは、(1)失速の原因(2)首相(首班)指名を誰にするのか、に質問が集中する可能性が高い。特に(2)については、小池氏らが「衆院選の結果を見て判断する」と言い続けてきただけに、何らかの反応をせざるを得なくなりそうだ。
細野氏は衆院選公示前、民進党出身者の希望への合流について
「三権の長を経験されたような方には、ご遠慮いただいた方が良いのではないか」
と述べ、希望の「排除路線」が加速するきっかけになった、首班指名について何らかの踏み込んだ発言があるか、注目されそうだ。
今回の希望の党をめぐる合流劇で、民進党は前原氏以外の前衆院議員全員が離党している。その民進党も、代表が定例会見を開く党本部内のホールに開票センターを設置。幹部のテレビ生出演や前原代表の記者会見が予定されているが、報道各社に配られた取材案内には「花付けなどはありません」とある。前原氏がひたすら党分裂の責任について質問に答えるという、華やかさとは程遠い開票センターになりそうだ。