アイドル犬の「俊介くん」について、公式ツイッターが「昨日 逝ってしまいました」と報告した。2002年生まれで、オスのポメラニアン。10年から飼い主がツイッターでその写真の投稿を始め、その愛らしさから人気を集めて写真集やテレビCMにも登場した。
俊介くんの死の報を受け、ツイッターでは「たくさんの癒しをありがとう」など、感謝や悲しみの声が多く寄せられている。
公式ツイッター「突然に具合が悪くなり...」
俊介くんの飼い主「shun mama」さんの公式ツイッターが2017年10月17日、
「俊介 金曜(編注:13日)の夜から突然に具合が悪くなり 昨日 逝ってしまいました。明日の13時半過ぎにお空に上ります」
と報告し、
「俊介を可愛がっていただき大変感謝しています」
と、ファンらに感謝を捧げた。13日夕に撮った写真も2枚、添えている。
ツイッターの直近の投稿があったのは、その「金曜」(13日)。スーパーマンのTシャツの様な、青字に赤系の文字で大きく「S」と書かれた衣類を俊介くんが身に着けた写真が、2回に分けて投稿されている。うち1枚は「車でパトロールするスーパーワン」で、もう1枚は「スーパーワン、寝てばかり」と眠っている様子を写している。
公式ツイッターのフォロワーは18日昼現在、16万人超。2012年に配信された時事通信の飼い主インタビューなどによると、俊介くんの写真の投稿は、当初は飼い主の知人が始めたが、ほどなく飼い主が受け継いだ(10年)。11年にはテレビの情報番組でも紹介され、一躍人気者になった。名前は、俊介くんが飼い主家族の一員となった02年当時に活躍していたサッカー選手、中村俊輔さんにちなんでつけられた。
「めちゃくちゃ大ファンだった」
ポメラニアンには「毛がふさふさ」というイメージがあるが、俊介くんの毛は短めに刈り込まれており、「柴犬みたい」と人気の一因となった。また、目も特徴的で、真っ黒でクリクリした瞳に多くの人が心を奪われた。
俊輔くんを巡っては2011年以降も、写真集『俊介ころころ』(11年、宝島社)が出たり、旅行サイト「じゃらん」のテレビCMに出演したりと、その活躍が続いた。写真集は他にも、『俊介ぽかぽか』(13年)、『俊介わんわん』(14年)などがあり、17年に入っても、18年用の「俊介カレンダー(卓上)」(アートプリントジャパン)が発売されている。
今回、俊介くんの死が伝えられると、ツイッターには、
「めちゃくちゃ大ファンだった。(略)どうか安らかに」
「お空へ行ってしまったのか...たくさんの癒しをありがとう!」
「俊介くんの本、引っ張り出してきて読みながらまた泣いてる」
「俊介くんの写真フォルダ見てたら涙が止まらない」
と、感謝の言葉を伝えたり、悲しがったりする反応が、次々と寄せられている。
中には、「天国に行った」、かつての愛犬らしきペットの名前を挙げて、俊介くんと「仲良くしてね」と呼びかけるツイートも見受けられた。