刺繍の柄、襟元・手首のボーダーなどが一致
それはスカジャンの老舗ブランド「テーラー東洋」が生産する「ローリング・タイガー&ドラゴン」、品番はTT13757-145。ショップの担当者は「見る人が見れば分かると思いますよ」と話す。
実際に同製品の写真と見比べると、メインカラーのグリーンはもちろん、腕部分のシルバーや、左右で異なる胸元の刺繍の柄、襟元や手首のボーダーの配色など一致している。ビンテージ感ある風合いが再現されており、2017年春夏モデルのラインアップの1商品。
この担当者によると、「ここ数年は1990年代のファッションのリバイバルが起きており、当時流行したスカジャンもその1つ。トレンドを敏感にキャッチした若者の間で着用されているのを見ます」という。
スカジャンは戦後の1940~50年代、横須賀基地の駐留米兵向けに、土産物として和風の刺繍を施したジャンパーをつくったのが発祥とされる。もともとは「スーベニア(土産物)・ジャケット」といったが、1970年代ごろからファッションアイテムの「スカジャン」として浸透。諸説あるが、発祥地の「横須賀」から取ってその名がついたとされる。横須賀を地盤とする小泉氏の投稿には「地元愛を感じます」といった声も寄せられていた。
なお小泉氏は、公示日10日午前の横須賀での第一声を伝えた11日のフェイスブック投稿でも、スカジャン姿の写真をアップしていた。第一声直後、正午ごろに訪れた東京での応援演説ではスーツ姿だった。