マナー違反は「ごく一部」だが...
さらに、大井川鉄道の担当者によれば、同社が管理する鉄道の沿線では、過去にも一部の鉄道ファンによる「迷惑行為」が起きていた。
具体的には、撮り鉄が列車撮影のために地元住民の茶畑に勝手に侵入し、結果として茶畑が荒らされる事態。線路脇の公道に迷惑駐車があり、渋滞が発生するなどのトラブルが起きたという。
こうした事態を受け、地域住民が大井川鉄道に苦情を寄せるケースも少なくない。同社では、悪質なマナー違反行為を発見するたびに島田署に相談しているが、なかなかトラブルが無くならないのが現状だそうだ。
ただ一方で、担当者は取材に「大半の方はマナーを守って列車の撮影を楽しんで頂いている」とも話す。この担当者は、「マナー違反行為をするのは、本当にごく一部」と続け、
「一部のマナー違反行為が、鉄道ファン全体のイメージを悪くしてしまっているように思います」
と話していた。