元々の素材に日本が入っていなかった?
対応の拙さが露呈した五輪公式サイトだが、日本のネット上では「なぜ」このような事態が起きたのかに注目が集まっている。韓国側は「単純なミス」と釈明しているが、ロシアの大手メディア「RT」(ウェブ版)が、問題の背景として日韓の歴史的対立に言及するなど、韓国の「意趣」を憶測する声は少なくない。
一方、日本のネットでは、そもそも問題の地図が「フリー素材」だった、との指摘がある。問題発覚直後、ツイッターで複数人が「発見」したもので、9月27日にはウェブメディア「netgeek」が言及している。米国のデータ配布サイト「openclipart」で件の地図素材をダウンロードし、縮尺を調整して五輪サイトの画像と合わせてみると――確かに一致した。そしてこの地図には、故意なのかミスなのか、日本が含まれていない。
毎日新聞(ウェブ版)の9月27日付記事によれば、韓国側は素材について「外から持ち込んだ」ものだとしており、「フリー素材」説は一定の説得力がありそうだ。