ランキング落ちたハリルJAPANの組を「死の組」と呼べるか 「『死の組』使うことがおこがましい」とメディアに批判次々

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   「日本が入った時点で死の組じゃない」「正直日本にとってはどこに入っても『死の組』だと思うが」――。サッカー日本代表がW杯(ワールドカップ)ロシア大会の組分けで「死の組」に入る可能性があると報じた記事をめぐり、ツイッターなどインターネット上でそんなツッコミが続出した。

   国際サッカー連盟(FIFA)の世界ランキングでみると、日本はW杯出場国の中でもとりわけ低い部類に属しており、ファンが指摘したくなるのももっともだ。

  • ハリルホジッチ監督(写真は、2016年8月撮影)
    ハリルホジッチ監督(写真は、2016年8月撮影)
  • ハリルホジッチ監督(写真は、2016年8月撮影)

ドイツとスペインと同組になる可能性も

   国際サッカー連盟は2017年10月16日、最新の世界ランキングを発表した。日本は44位で、前回から4つ順位を下げた。12月1日のW杯ロシア大会の組み合わせ抽選会では、32の出場チームがこのランキングに基づき4つのポットに分かれる。ランキングの1~7番目と開催国のロシアが第1ポット、同8~15番目が第2ポット、同16~23番目が第3ポット、それ以下が第4ポットだ。

   既に出場を決めた23チームで19番目に位置する日本は、第4ポット入りが確実な状況にある。一方、第1ポットの顔ぶれはロシアとドイツ、ブラジル、ポルトガル、アルゼンチン、ベルギー、ポーランド、フランスで確定した。第2ポットも、強豪国のスペインとイングランドが内定済み。日本は最悪の場合、ドイツとスペイン、またはブラジルとスペインの2チームと同じ組になるかもしれない。

   複数のスポーツ紙はこれを受け、16日夕から17日朝にかけて「"死の組"入りも」「W杯『死の組』か」「『死の組』危機も」とウェブ版で報じた。だがツイッターなどインターネット上では、

「日本が入った時点で死の組じゃない」
「正直日本にとってはどこに入っても『死の組』だと思うが」
「死の組というのは、強豪国がひしめいているからこそ意味を持つのであって、日本がこの言葉を使うのがおこがましい」
「W杯の1次Lで日本が死の組の可能性がどーのこーのって、日本が入ったグループは日本のおかげで死の組じゃなくなるんじゃないかな」
「第4Potにいながらにして「死の組必至『か?』」とかわけわかんねぇ」

との冷ややかな声が上がった。

   「死の組」は、スポーツ用語の1つだ。大会のグループリーグ戦や予選で、強豪チームが多い組を指し、一般的には、次のラウンドに進出する有力候補のチーム数が進出可能なチーム数を上回る状況をいう。

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