エルモやカウント伯爵も登場
アドバイスは適当な脚本ではなく、RWJFの協力のもと、ソーシャルワーカーや専門家によって綿密に組み立てられたケア方法だという。
このほかにもカウント伯爵(数字やアルファベット教育に登場するドラキュラを模したキャラクター)がクッキーモンスターにリラックスできる呼吸法を紹介する、エルモが毛布で「自分だけの場所」を作り上げるといった複数のプログラムが公開されており、「Sesame Street in Communities」や公式ユーチューブチャンネルで見ることができる。
どれも平易な言葉で、自分の心が傷ついたときや困難に直面した時、自分でどのような対処をすればいいのかをわかりやすく解説する内容だ。
「Sesame Street in Communities」では保護者に向けた情報も掲載されており、トラウマケアに重要な4つのポイント、「子どもに愛していること、常にサポートすることを伝える」「子どもの話を聞いたとき『大したことじゃない』『そんなことを心配するな』など否定的回答をしない」「子供が自分の気持ちや経験について話す、描く、書くことを通して自分自身を表現できるようにする」「分からないときは正直に『分からない』『知らない』と言ってよい。その上で一緒に解決方法を模索する」を紹介している。