ツイッター上に投稿された、青森県弘前市の「弘前アップルパイガイドマップ」の画像が話題になっている。
なぜ、このようなマップを作ることになったのだろうか。J-CASTニュース編集部が、作成団体に話を聞いた。
弘前市の観光情報グッズ
話題となっているつぶやきは、2017年10月11日にツイートされたもの。弘前市にある観光情報グッズとして「アップルパイガイドマップ」があるとして、画像とともに投稿している。13日現在、3万8000超のリツイート、5万7000超の「いいね」を獲得している。
ガイドマップには、弘前市内の喫茶店、菓子店など47店が提供しているアップルパイが掲載されている。真っ赤な表紙には、各店舗のアップルパイの画像が載っている。
中身は本格的で、アップルパイを提供する店舗の情報はもちろん、その画像、値段、商品ごとの詳しい説明や、味については甘味・酸味・シナモン風味の強弱をそれぞれ5段階で表示するなど、詳細に記されている。
このガイドマップを発行しているのは弘前に関する観光情報を提供している公益社団法人「弘前観光コンベンション協会」。マップは、掲載されている店はもちろん、弘前市の観光案内所などでも手に入れることができる。同協会のホームページでも閲覧が可能だ。
このツイートを見たユーザーには、「知ってます」といった声も一定数あったものの、
「青森県民だけど、知らなかった......」
「アップルパイMAPとかあるの知らなかった...」
と初めて知ったという声もあった。また、
「青森にそんな天国があったなんて!!」
「利きアップルパイできそう」
と、アップルパイ好きの人からは好意的な声が寄せられている。
初版発行は2010年
このようなガイドマップを制作したきっかけは何だったのだろうか。J-CASTニュース編集部は17年10月13日、弘前観光コンベンション協会の観光振興部担当者に取材した。
「弘前市はリンゴを多く生産しており、観光客や市民の方々からアップルパイについてのお問い合わせが多くありました。そこで、スタッフが調査をし始めたのがはじまりです」
と語った。同協会のホームページによると、弘前市は全国のリンゴ生産量の約20%を占めているという。
もともとは、アップルパイのマップを手書きで作ろうと計画していたという。だが、取材している中で次から次へと情報が集まったため、写真などを挿入して本格的なガイドマップとして制作したと述べている。
同ガイドブックの初版の発行は10年3月で、当時は34店舗を掲載していた。16年12月に第9版を発行しており、17年10月現在、第10版を制作中だという。