元東京都知事の石原慎太郎氏が2017年10月16日、ツイッターで「枝野は本物の男に見える」と称賛した。
自民党所属歴が長く、右寄りの政治姿勢で知られる石原氏の唐突なツイートに、ツイッターでは「めずらしい」「石原氏がほめるとは」と驚きの声が出ている。
「枝野は本物の男に見える」
石原氏は衆院選の情勢について
「今度の選挙では候補者達の卑しい人格が透けて見える。戦の前に敵前逃亡、相手への逃げ込み、裏切り。まるで関ヶ原の合戦の時のようだ」
と嘆くようにツイートした。
こうしたツイートは、一連の民進党と希望の党をめぐる離合集散などを指しているとみられる。そうした中、ただ1人、枝野幸男氏に対しては
「その中で節を通した枝野は本物の男に見える」(原文ママ)
と高く評価した。
元民進党の枝野氏は、希望の党とは目指す理念・政策が異なるとして合流を拒否し、新党「立憲民主党」を立ち上げた。結党会見では「民進党の理念・政策をブラッシュアップする」とし、民進党支持者の受け皿となる考えを示した。
石原氏はここ数か月、月に1回程度しかツイートを投稿していない。今回の投稿に驚いたユーザーは多く、「石原さん?!」「石原氏がほめるとは」「めずらしい」「うおっ、石原慎太郎がツイートしている。しかも『枝野讃歌』」といった反応が相次いだ。
ただし、「民進党両院議員総会で、希望の党との合流方針が満場一致で決定しました。枝野さんがあの時点で合流反対を訴えていたら『本物の男』でしたね」と皮肉の声もいくつか出ている。