楽天・オコエ3三振に「KKK」見出し ネットで「人種差別」指摘

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デイリー編集局「今後は、配慮した報道を行いたい」

   その後、この記事の見出しは16日朝までに「楽天・オコエ、菊池に3打席連続三振」と変更された。つまり、「KKK」という言葉が見出しから削除されたのだ。一方で、同日13時時点で、記事そのものや本文中の「KKK」表現は削除されていない。

   デイリースポーツ編集局報道部の担当者は16日のJ-CASTニュースの取材に対し、オコエ選手の3打席連続三振の記事の見出しを変更した理由について、

「弊社では『K』はあくまで三振を表す野球用語・記号と認識しております。『K=三振』は野球ファンのユーザーには十分通用すると思っておりますが、ただ一般ユーザーに分かりやすく見出しをつけた方がいいという判断で、変更いたしました」

と説明。その上で、インターネット上で「KKK」という表現を用いたことに批判が出ている点については、

「『差別的表現』とインターネット上での指摘があったことは遺憾ではありますが、今後は、配慮した報道を行いたいと思います」

と回答した。

   なお、J-CASTニュースが新聞記事データベース「日経テレコン」で調べたところ、デイリースポーツの収録記事32万3458本(16日13時時点)のうち、「KKK」という表現が見出しや本文で使われた記事は37本あった。

   その中には、1人の打者が3三振を喫したという意味で「KKK」を使った記事は見当たらず、

・3者連続三振があったことを伝えたもの...17件
・阪神の2011年シーズンの勝利の方程式の愛称「KKK」(久保田智之-小林宏之-藤川球児)に関するもの...19件
・クー・クラックス・クランの略語...1件

だった。

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