岡田光世「トランプのアメリカ」で暮らす人たち 独立戦争から引き継がれる「銃」というDNA

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オンライン、カードでも買える銃

   高齢者センターでは、絵を描いたり、歌を歌ったりするように、「射撃」の講座を用意しているところもある。この射撃場にも、保身のために高齢者が射撃訓練に訪れるという。

   射撃に1人で来ていた30代くらいの男性は、前にこの店で拳銃を購入した。

   その人は、「月に一度は練習に来ているよ。銃を持っていても、いざという時に使えなければ意味がないからね。時々、母親と妻も連れてくるよ」と話した。

   スポーツ感覚で射撃を楽しみに訪れる人たちも多い。

   この店のウエブサイトには、現在、こう書かれている。

「銃器を買うのは、比較的簡単です。初めての銃器かどうかに関わらず。オハイオ州では州の許可や免許は不要です。この州には銃器登録がないためです...購入したい銃器が決まれば、手続きにかかる時間はわずか15分です(Purchasing a firearm is relatively easy to do, whether it is your first firearm or not. No state permit or license is required in the state of Ohio, since there is no firearm registration in this state.... Once you've decided which firearm(s) you'd like to buy, the rest of the process takes only about 15 minutes.)」

   さらに、「拳銃購入は21歳以上、ライフル銃と散弾銃は18歳以上で、簡単な身元調査のための書類に記入し、現住所の書かれた運転免許証などのIDを見せる。オハイオ州の住民であれば、あとは身元調査をパスすれば銃を所持できる」とされている。

   オンラインでは、ほしい商品をクリックし、クレジットカードで購入できる。

   アメリカでは拳銃が、200ドルほどから手に入る。銃専門店だけでなく、スポーツ用品店や質屋、大手スーパーマーケット、見本市などでも銃を買える。

   ラスベガスの事件の容疑者が銃を購入した店のひとつ、「Guns & Guitars(銃とギター)」では、その名のとおり、楽器と一緒に銃が売られている。

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