パソコン作業で丸まった背中を気持ちよく伸ばす
次に「背中伸ばし」を行なった。木製のベンチがアーチ形に大きく曲がり、その上に半円形の手すりがついている。写真のように手すりをつかみながら、徐々に背中を曲げていく。普段パソコン作業で猫背になっているので、背中が固まっているのがよくわかる。手をどんどん背中側に滑らせていくと、背中がジンワリと伸び、とても気持ちがよい。写真右側に半円形の手すりとポールが立っているが、これは「車いすの人用背中伸ばし」だ。車いすの人は背中が丸まりやすい。手を大きく上に伸ばし、手すりをつかむと背中が伸びる。健常者と障害者の両方が使える優れものだ。
70代の女性Bさんが「バランス歩行用平均台」(写真)の上を歩いていた。高さは20センチほど。幅は30センチほどだ。転んでも大丈夫なように手すりがついている。歩きながらバランス感覚を養う遊具だ。
Bさん「ここへは雨降りの日以外、毎日来ています。家の中にはバランスボールとか、健康器具がいくつかありますが、すぐ飽きちゃいます。やっぱり青空の下でやると、気持ちがいいですね。お友達もいますし」
Bさんが楽々と歩くので、記者も歩いてみると、これが意外に難しい。3回フラフラして、4回目でやっと手すりに触らずに歩けた。Bさんは後ろ向きでもスムーズに歩いたが、記者はまたの機会ということで遠慮した。